【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜

 余裕の表情をしている上に、サラリとそんなことを言ってくるなんて本当にずるい。
 ジェラルド様は、私と違って大人だから、女性を褒めるなんて簡単なのだろうけれど、言われた側はたまったものじゃない。

 早く、その言葉に似合う大人になりたい。
 そうすればきっと、素敵すぎるジェラルド様の隣でも、胸を張っていられるに違いない。

 けれど、次の瞬間、再び扉が叩かれて、許可が与えられるとともに開き、私たちの話は中断されてしまった。振り返った先には、先ほどの姿から魔法でもかけられたのかと思うほど色気漂うバルト卿が、王国騎士団の正装姿で立っていたのだった。
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