【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜
「あの……。どうしたらジェラルド様に喜んでいただけますか?」
「は……?」
「私が王太子殿下に婚約破棄をされて、責任感の強いジェラルド様を巻き込んでしまったのだと、理解しているつもりです。だから、隠れ蓑にでもなんでも、なろうと思っていますから!!」
「隠れ蓑……?」
その瞬間、ジェラルド様の眉間のしわが消えた。
その代わり、金色の瞳が剣呑な色をたたえて私を見つめたように思えた。
「あ、あの……」
「君は何か勘違いしているようだ」
ガバリと私は、横抱きにされた。
呆然とジェラルド様を見つめたら、なぜか剣呑な色をたたえたままの、金色の瞳が私を見下ろす。
「────だって」
「黙りなさい」