a Piece of Cake.
街灯。
「光って意味」
光。
あの日の聡現くんみたいだ。
「良い名前」
「兄貴がつけた」
「名は体を表してるね」
そう言うと、聡現くんはちょっとはにかんで嬉しそうな顔をした。
この人は本当にケーキが好きなんだ。
「ここで大丈夫。ありがとう」
「はい、じゃあまた」
家の近くのコンビニで別れ、またね、と手を振った。
『都合良ければ、明日の夜飲みに行きませんか?』
昼休みに液晶画面と対峙するわたしの元に、湊ちゃんがやって来た。