夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
いつか話してくれる時は来るのかな?
土日はよく二人でいるからけっこう話すんだけど、美男子隊時代のことはなんとなく話さないんだよね。
たっくんが話したくなさそうだから。



なんせ解散したくらいだから、なんらかのトラブルはあったんだろうね。
何があったんだろう?
知りたいなぁ。
でも、焦りは禁物。
いや、焦らなきゃまずい。
もう、どっちなのよ。



(とりあえず、ごはん食べよう。)



たっくんは出かける前に
毎日、夕飯を作ってくれている。



(今日は何かなぁ?)



まだたっくんのレパートリーはそんなに多くは無いけれど、それなりに努力してくれてるのはよくわかる。



(あ、今日は焼きうどんだね。)



てっぺんには目玉焼きが乗っかってる。
こういうところにキュンと来るんだよね。
きっと、栄養のことを考えてくれたんだと思う。



爪楊枝で黄身に穴を開けて…
焼きうどんをレンジに入れたところで、玄関のチャイムが鳴った。



「はーい!」

私は玄関に走った。



「どなたですか?」

引き戸の向こうには人がいる気配がない。



(……おかしいな。)

引き戸を開けてみたけれど、やっぱり誰もいなかった。



空耳?
まさかね。
近所の子供のピンポンダッシュだったのかな?



(あ、ごはん、ごはん!)

私は急いで台所に戻った。

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