夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
「そうだったのか…
ま、物に罪はないし。
もらっとくか。
それと、もしまた会いたいって言われても、俺は行かないから。」

「わ、わかりました。」



やった!
はっきりたっくんがそう言ったんだから、これからは堂々と断われるね。
良かった~
でも、服と下着はもらっとくんだね。
ちゃっかりしてるよ。



「あの、たっくんの好きなブランドって…」

「あぁ、昔のことだから。
今は、ユニシロでもいまむらでも良いんだ。
安くても着やすくて良いものがいっぱいあるからな。」



なんか…たっくん、可哀想。
そうか、美男子隊の頃とは、こういうところでも変わったんだね。
でも、現実を受け入れてるところは偉いよね。
やっぱり、たっくん、苦労して性格も変わったんだね。



「あっ!」

紙袋を見ていたたっくんが急に声を上げた。



「どうしたんですか?」

たっくんは、封筒を取り出した。



「小遣いまで入ってる。」

「えっ!?」

たっくんは封筒の中身を数える。



「30だ。」

「えーっ!?」

30って、30万円のことだよね。
恭子さん、そんな大金を…



「どうしよう?」

「お金は返した方が良いです!」

「そうかな?」

「そうですよ。」

お金で恭子さんになびかれたら困る。
絶対に返させなきゃね。
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