夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
「これがあれば、君に借りてる借金が少し返せるけど…」

「私、急いでませんから。
たっくんが恭子さんとよりを戻す気がないのなら、返して下さい。」

私にしては、ちょっと強気なことを言ってみたよ。



「そりゃあ、ないよ。」

「じゃあ、返しましょう。」

私は、たっくんの持ってた封筒を取り上げた。
たっくんは、複雑な顔をしていたけれど、文句は言わなかった。



「また恭子に会うのか?」

「はい、そうですね。」

「……今の俺は芸能人じゃないんだし。
もう、プレゼントはいらないって伝えてくれるかな。」

「わかりました。」



やった!
たっくんは本気で恭子さんと離れるつもりなんだね。



「なんだったら、その下着と服も返しましょうか?」

「いや…これくらいならもらっといて良いだろう。
返されても、恭子も困るだろうし。」

まぁ、確かにね。
返品するのも面倒だろうし、ま、今回は大目に見るか。
それに、こんなのまで返されたら、恭子さんも悲しいよね。
って、ライバルに情けをかけても仕方ないけど。
これからは、私が買ってあげなきゃ駄目なのかな?
まぁ、下着や服は消耗品だからなぁ。
洗濯物は各自別々にしてたからわからなかったけど、まさかたっくん、ボロボロの下着を着てたのかなぁ?
< 94 / 192 >

この作品をシェア

pagetop