幼馴染みとの契約交際が溺愛必須に変更されました。

 彼が言った通り、自分でも思いがけないぐらいに、これだけの触れられ方で感じてしまっている。この先、されるであろうことを現実にされたら、いったいどうなってしまうのか──
 そこまで考えて、私は自分が、彼を受け入れようとしていることに気づく。
 突然の事態に驚き戸惑ってはいるけど、嫌だとは思っていないと気づいた。
 手のひら全体で胸を包んだ状態で、倫之が聞いてきた。
 「このまま、進めていいのか? 抵抗しないなら最後まで止められないぞ」
 先ほどと一転して、声には不安がにじんでいる。
 瞑ってしまっていた目を開けると、今さらながらという感じで、バツの悪さを浮かべる顔。
 さっきまであんなに強引だったくせに。
 「そのつもりだったんじゃないの?」
 「っ」
 私の指摘に、ますます深く、顔に罪悪感が刻まれる。
 けれど、私を見下ろす目の奥には、熱が浮かんでいて──見間違えようのないほどに、男として女を求める目。
 その対象が私だという事実に、異様に恥ずかしくなりながらも、胸のうちが震えた。
 「……いいから」
 「え」
 「進めて、いいから。止めないで」
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