今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~
 村の中心にある井戸は川が傍にないこの村にとって貴重な水源だ。

 普通は水脈がなければ水が出ないだろうが、そういった細かいところは『ゲームの世界だから』で納得するしかない。

 日本語で会話ができるのも、現実世界のものが存在するのも、あるはずのない外国語が当たり前のように使われるのも、全部『ゲームの世界だから』である。

 いちいち気にしていたら生きていけないのだ。

「ヘレーンさんのとこに寄ってから行こうか。もしかしたらミルクがもらえるかも」

「そうだね」

 年老いたヘレーンは夫婦で牛飼いをしている。

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