冴えない令嬢の救国譚~婚約破棄されたのちに、聖女の血を継いでいることが判明いたしました~
キラキラした巨大なシャンデリアの光が目に入り、あらためて舞踏会の会場に来ているのだと認識させる。今日だけは……しっかり役目を果たそう、隣にいる彼のためにも。そう決め込んで、強引に話を逸らしながらセシリーはリュアンの手を取った。
「さあ、まだまだたくさんの人にご挨拶しないといけないんでしょう? 行きましょうよ、終わったころにはきっとまたお腹も空いてるはずですから!」
「お前、立食パーティーかなにかと勘違いしてるんじゃないだろうな、ったく……わかったよ。でも……話せることがあったら話せよ?」
「ええ……大丈夫です」
キースから幾人かの列席者との接触を言づけられているリュアンは、苦笑しつつもセシリーを連れ、目当ての人物を探しまたホールを彷徨い始めた。
もしここが男女同伴での参加で無かったら、きっと瞬く間にリュアンは大勢の婦女子に取り囲まれ、身動きが取れなくなっていたであろう。
「さあ、まだまだたくさんの人にご挨拶しないといけないんでしょう? 行きましょうよ、終わったころにはきっとまたお腹も空いてるはずですから!」
「お前、立食パーティーかなにかと勘違いしてるんじゃないだろうな、ったく……わかったよ。でも……話せることがあったら話せよ?」
「ええ……大丈夫です」
キースから幾人かの列席者との接触を言づけられているリュアンは、苦笑しつつもセシリーを連れ、目当ての人物を探しまたホールを彷徨い始めた。
もしここが男女同伴での参加で無かったら、きっと瞬く間にリュアンは大勢の婦女子に取り囲まれ、身動きが取れなくなっていたであろう。