冴えない令嬢の救国譚~婚約破棄されたのちに、聖女の血を継いでいることが判明いたしました~
それに関してはリュアンは残念さを隠せなかった。
「せっかくこれからだって時だったんだが……キース、そうなった場合俺たちの処遇はどうなるんだ?」
「なんともですね。ですが、今回の件を収めるにあたって、あなたたちの働きも高く評価されていますので……それを無下にはしないはずです。統合後いくつかに団を分け編成し直すのではないでしょうか。第一、第二騎士団といった形に」
「といっても、団長も僕も喧嘩してただけなんで、偉そうなことは言えませんけどね」
「だな。セシリーが一番の功労者だ」
「あ~あ。早く帰って来ないかな、セシリー……」
図星を付いたラケルにリュアンは肩をすくめ、やや関係性の変わったふたりを見つめつつロージーは寂しそうに言った。あの後、入団希望者も増え人手不足は解消したものの……彼女も物足りなさを感じている様子だ。たった二カ月余りの大変な日々が……今もなおここにいる全員の胸に、深く刻まれている。
「しんみりしてても仕方がないでしょ。さ、僕はもうそろそろ出ます。あの人の様子も見て来なけりゃなりませんし」
「せっかくこれからだって時だったんだが……キース、そうなった場合俺たちの処遇はどうなるんだ?」
「なんともですね。ですが、今回の件を収めるにあたって、あなたたちの働きも高く評価されていますので……それを無下にはしないはずです。統合後いくつかに団を分け編成し直すのではないでしょうか。第一、第二騎士団といった形に」
「といっても、団長も僕も喧嘩してただけなんで、偉そうなことは言えませんけどね」
「だな。セシリーが一番の功労者だ」
「あ~あ。早く帰って来ないかな、セシリー……」
図星を付いたラケルにリュアンは肩をすくめ、やや関係性の変わったふたりを見つめつつロージーは寂しそうに言った。あの後、入団希望者も増え人手不足は解消したものの……彼女も物足りなさを感じている様子だ。たった二カ月余りの大変な日々が……今もなおここにいる全員の胸に、深く刻まれている。
「しんみりしてても仕方がないでしょ。さ、僕はもうそろそろ出ます。あの人の様子も見て来なけりゃなりませんし」