契約妻失格と言った俺様御曹司の溺愛が溢れて満たされました【憧れシンデレラシリーズ】
「実はすっごく不安だったんです。ちゃんとできてるかなって。後輩は褒めてくれましたけど、彼女はいい子だから悪いことは言わないだろうし……。私自身もともとあまり好かれていないから、着飾ることで却って和樹さんの評判を落とすことだってあるかもしれないなーって思うと、もう気が気じゃなかったです。ふふふ、人の噂がこんなに気になった一週間ははじめてでした」
安心して気がゆるみ楓は少しおしゃべりになる。和樹を見ると、彼はスプーンを持ったまま固まっていた。
「和樹さん……?」
不思議に思って首を傾げると、彼はハッとしたように瞬きをして口を開いた。
「いや、その心配はまったくない。君はよくやってるよ。ありがとう」
言い切って楓を見る。その視線と真っ直ぐな労いの言葉に楓は嬉しくなる。
と、同時に部屋着でお団子頭だということが急に恥ずかしくなってしまう。
「あ、ありがとうございます。そ、外で頑張っている分、家の中では気を抜いてしまいます……」
和樹が咳払いをして口を開いた。
「いや、そういう格好も……悪くないと思う」
意外な言葉に、楓は思わず問いかける。
「え? だって、和樹さん……ダメだって……」
「いや、俺の妻というイメージからは離れていると言っただけだ。普段の君を否定したつもりはない。……無駄に着飾らないという君の普段の姿は……好感が持てる。いいと思うよ」
最後はやや声を落として彼は言う。
『好感が持てる』という彼の言葉に楓の頬が熱くなる。
「あ、ありがとうございます……」
慌てて彼の視線から逃れるようにしゃもじを手にした。
どうしてか今日の彼は、いつもと違うような気がする。
あくまでも契約の相手として楓に接しているというのは間違いないが、それ以外のなにかもあるような……。
いやこれはきっと、楓自身の彼に対する心持ちが変わったからだ。
そんなことを考えながら、炊飯器の蓋を開け、まずは自分の分のご飯をよそう。
次に彼の分のカレー皿を手に取って首を傾げて問いかけた。
「和樹さんは、ご飯どのくらい食べますか?」
安心して気がゆるみ楓は少しおしゃべりになる。和樹を見ると、彼はスプーンを持ったまま固まっていた。
「和樹さん……?」
不思議に思って首を傾げると、彼はハッとしたように瞬きをして口を開いた。
「いや、その心配はまったくない。君はよくやってるよ。ありがとう」
言い切って楓を見る。その視線と真っ直ぐな労いの言葉に楓は嬉しくなる。
と、同時に部屋着でお団子頭だということが急に恥ずかしくなってしまう。
「あ、ありがとうございます。そ、外で頑張っている分、家の中では気を抜いてしまいます……」
和樹が咳払いをして口を開いた。
「いや、そういう格好も……悪くないと思う」
意外な言葉に、楓は思わず問いかける。
「え? だって、和樹さん……ダメだって……」
「いや、俺の妻というイメージからは離れていると言っただけだ。普段の君を否定したつもりはない。……無駄に着飾らないという君の普段の姿は……好感が持てる。いいと思うよ」
最後はやや声を落として彼は言う。
『好感が持てる』という彼の言葉に楓の頬が熱くなる。
「あ、ありがとうございます……」
慌てて彼の視線から逃れるようにしゃもじを手にした。
どうしてか今日の彼は、いつもと違うような気がする。
あくまでも契約の相手として楓に接しているというのは間違いないが、それ以外のなにかもあるような……。
いやこれはきっと、楓自身の彼に対する心持ちが変わったからだ。
そんなことを考えながら、炊飯器の蓋を開け、まずは自分の分のご飯をよそう。
次に彼の分のカレー皿を手に取って首を傾げて問いかけた。
「和樹さんは、ご飯どのくらい食べますか?」