沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません
「あっちのドアは、披露宴会場につながってるんだよ。さぁ由乃、行っておいで。潤くんが待ってるから」
ややや……いいい、いきなりそんなこと言われても。
「ドアを出るとね、通路の真ん中に潤くんが立ってるの。そこまでゆっくり歩いて。あとは新郎にエスコートしてもらいながら階段を降りるだけでいいからね」
やんちゃウインクを飛ばされても、まだ心の準備が……って。
茜ちゃん、私の腕を引っ張らないで!
ドアを開けて、強引に私の背中を押さないで!
「由乃、グッドラック!」
茜ちゃんは私だけドアの外に放り出すと、戻れないように内側からドアのカギをガチャリとかけた。
真っ白なドレス姿の私。
状況を確認したくて、周りを見渡してみる。