沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません


音は鳴りやまず、ボコン。ボコン、ボコン。


振動がすごい。

ブーケと一緒に、しっかりと傘を持っていなくちゃ。


……って?



傘に当たって、階段に落ちていくもの。



これって……


バドミントンのシャトル?




親しみを感じてしまうのは、シャトルに赤い糸が巻き付けられているから。


このシャトルは、一体どこから飛んでくるの?



疑問を解きたくて、私は視線を一階に向けた。

フロアに4人、バドミントンのラケットをもった男の子がいる。

黒岩くんと同じ、バドミントン部のメンバー。



「イェーイ」


「俺らのコントロール、すごくね?」



楽しそうに叫びながら、私が持つ傘に向かってシャトルを飛ばしてくる。
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