沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません
「それではフラワーシャワーです。新郎新婦が目の前に来たら、祝福の花びらを降りかけてください」
茜ちゃんの掛け声とともに、黒岩くんが階段を降り始めた。
「おめでとう~」
「お幸せに~」
みんなからの笑顔とともに、色とりどりの花びらがヒラヒラと舞っている。
「綺麗~」と感激する私は、未だ黒岩くんの腕の中で。
ある音にビックリして、ビクンと肩が飛び跳ねちゃった。
いきなり変な音がした。ボコンって。
ボコン、ボコン。
聞きなれない音とともに、私の手に伝わる鈍い振動。
なになに?と戸惑う私は、音のする真上を直視する。
私が持つ傘に、何かが当たっている。
もちろん花びらじゃない。
そんな激しい音がするはずないし。