沼っちゃうほど甘い溺愛ラリーなんて、続けられません
階段の上部に手をついた黒岩君は
「由乃、大好き」
甘い吐息をこぼすと、荒っぽく唇を押し当ててきた。
神聖な口づけとは、決して言えない。
ヤケドしそうなほど、熱くて激しいキス。
黒岩くんの唇から解放された私は、ボー。
目が点の放心状態に。
ドキドキがキャパオーバーになって、脱力したように床にしゃがみこんじゃった。
「続きは、このパーティーが終わった後な」
「えっ?」
「由乃は恥ずかしがり屋だから、二人だけの時に可愛がってやる」
恋の獣の目をした黒岩くんと二人きりになるのは、危険な気がするんですけど……
「でも、覚悟しておいて」
「覚悟?」
「二人きりになったら、俺、由乃に何するかわからないよ」
ひぃえぇぇぇ!
危険人物、確定です!
今日は一日、心臓が休まらなそうです!
ハートが疼くほどの、極上に甘いドキドキ。
私の脳がとろっとろに溶かされていて
全く気付きませんでした。
私と黒岩君の左手の薬指に
いつの間にか
赤い糸が結ばれていたことを。
\潤♡由乃 HAPPYEND/
2023.5.26
甘沼 恋 (ぬまこ)


