年下男子は天邪鬼
大地は私の首筋に舌を這わせながら
下半身へと滑りおりた手を伸ばす。

「あっ..やだっ」

今度は意地悪に私を刺激するその指に
私は咄嗟に体を起こそうとするが
大地に唇を塞がれてそれを阻止される。

大地は私が悶え苦しむ姿に
「依子の悶える姿そそるな..
もっといじめたくなる..」
まるで捕食する前の獣のように
舌舐めずりをしてみせた。

そして大地の指や舌で私は何度も絶頂へと
いざなわれる。

「大地..もう無理..許して..」

私は度重なる絶頂にとうとう耐えきれなくなり、大地に涙目で懇願していた。

「何言ってんの?これからだよ?」

その不敵な微笑みに私はゴクリと息をのむと
今夜も長期戦を覚悟する。

「大丈夫...
気持ちいいことしかしないから..」

大地は私の耳元で囁くと
私の中にゆっくりと体を落とした。

「つっ...」

再び襲う快感に私は思わずシーツを皺になるほどギュッと掴んだ。
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