Melts in your mouth
散らばっていたはずの点と点が繋がった刹那、目前にある麗しい顔が妖しく微笑んだ。
「やっと思い出してくれました?永琉先輩。」
なんてこった。
平野 翔という人間は、私が思っていたよりもずっとずっと狂っているらしい。
「会社では父親の七光りだって思われたくなくて母の急姓を名乗ってるんです。大学時代からアピールし続けて、やっとの思いで永琉先輩の隣のデスクをゲットしたのに、永琉先輩はまるで気づいてくれなくてショックでした。」
「……。」
「でも漸く手に入った。愛しい愛しい永琉先輩。俺だけの、永琉先輩。」
「…っっ。」
「もう絶対に、放しません。」