『春・夏・秋・冬』
そんな俺の様子に目ざとく気付いて、すかさず冗談まじりで突っ込む春。


「まさか夏大好き人間の夏生くんまでバテてるわけじゃないよね?誕生日も近いんだから、元気じゃないとらしくないよ!」


あ、誕生日…、っていつだっけ?


「バテるわけないじゃん!海に水着に祭りだよ?まさに俺のための季節!…つか皆さん、俺の誕生日っていつ祝ってくれるの?」


さりげなく日付を探ろうとはしゃいだふりをして聞いてみると、秋が答えてくれた。


「やっぱり当日の5日じゃない?それとももう他の誰かと予定入ってたりして?」


「予定?ないない!あっても喜んで空けさせて頂きます!冬、その日だけでいいから復活してくれよー」


自分の誕生日が5日だとわかった俺は、内心ホッとしてデスクに向かった。


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