目が覚めたら憧れの峰崎くんと結婚することになっていました
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図々しくもたっぷり寝てしまった。
目が覚めると、先に起きた峰崎くんがお握りを作ってくれていた。
大きなお握りだった。梅とじゃこがいい塩梅の。
遅い朝食のあと、峰崎くんは進行予定表を使って、私たちの挙式と披露宴の流れを説明してくれた。
「お昼前に式場内のチャペルで挙式して、お昼から披露宴なんだ。細かいことも含めて全部決めてあるし、明日は式場の人が誘導してくれるはずだからそれに従えばいいよ」
峰崎くんが、びっしり書き込まれた予定表の1番上を指し示した。
「まず挙式なんだけど、これは簡単だよ。牧師さんに何を聞かれても、『はい、誓います』って答えるだけだから」
ふむふむ。