溺愛幼なじみは甘くて強引
後ろから、太陽が俺を見ているのが分かる。まるで真夏の日差しのように、アイツの視線は、俺の背中に突き刺さり続けた。

ガラッ


「あれ?理央、どうしたの?」

「南月……」


教室のドアを開けると、小枝さんと一緒に帰って来た南月と、バッタリ会った。俺の顔を見て「何かあった?」と心配する南月。


「なんだか顔色が悪い気が……」

「ううん。なんでもないよ」


南月の顔を見ると、癒される。南月がそばにいてくれるだけで、俺は元気になるんだ。

チラリ、時計を見る。

昼休み終了まで、あと十分――俺は、とある事をひらめいた。


「ねぇ南月。やっぱりちょっと調子悪いから、保健室についてきてくれない?」
< 133 / 252 >

この作品をシェア

pagetop