恋してはいけないエリート御曹司に、契約外の溺愛で抱き満たされました


「ごめんなさい。なにも知らないのに、私……」

「里穂子が謝ることなんてなにもない。俺のほうこそ、君を巻き込んでしまった。今日は嫌な思いもさせたんだ」

「いえ! 私はただ、私と一緒になったと報告したことで、彰人さんの未来が悪い方向に行ってしまわないか不安になっただけです」


 そう説明した私を、彰人さんはふっと笑う。「なにを言ってるんだ?」と、横から私を抱きしめた。


「そんな心配無用だ。俺の未来は、俺が幸せだと思う道を選んで進んでいく」

「はい……。少しでも、そのお手伝いができたらと、思ってます」


 耳元でクスっと笑う気配を感じる。彰人さんは「ずいぶん他人行儀だな」とどこか責めるように言った。


「えっ、そういうわけでは……」


 なにか変なことを言ってしまったのかとどきりとする。そのタイミングで、紅茶を飲む前に着替えようと思っていたことを思い出した。

 彰人さんに誘われたから、そのままソファーに座ってしまったけど、ゆっくりする前に着替えようと思ってて……。

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