俺の愛してる人は超能力者です。
1人は30歳くらいの中年男性、もう1人は私と同じくらいか、もうひとつ上の男の子だった。

その2人は、孤児院を見渡してからマスターと話していた。その地点でもうみんなは勘づいていた。

「この中の誰かが貰われる」と。
そして選ばれたのはなんと私だった。
誕生日の翌日だったので気持ちが全く追いついていなかったが、マスターが
「遥香、私と遥香はテレパシーで会話ができる。安心して暮らしてこい」
と言ってくれて何とか安心することが出来た。。けど。。。

「遥香ちゃん、今日からここが遥香ちゃんのお家だよ」
「ありがとうございます」
「まぁ、そんな緊張しないで中に入って、お茶でもしながらお話ししよう」
そう言って、男の人たちは私を部屋の中に入れた。

「急に状況が変わってびっくりしてるよね」
「そうだよ、父さん。こういう子は心配性なんだからもっと優しくしてやらなくちゃ。」
「はは、そうだな。瞬斗に言われるとわな」
「なんだよ。もう俺だって高一だぞ。」
えと、、何をしたらいいの?笑
「あ、あのぅ。。。」
「ああ、ごめんね、遥香ちゃん」

そう言ってこの人たちは自己紹介をしてきた
「私は、この子の父で『谷 裕人』という。」
「俺は、高一の『谷 瞬斗』だ。」
「あ、私は『西山 遥香』です。。」

なんか私もする流れだったので一応しておいた。そうすると、裕人さんが私を拾った理由を話してきた。
その話は私も唖然とするような話だった。

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