あなたを愛しています
そんなこんなで俺たちは父さんの言われた通り自分たちの部屋を掃除していました。


今日はたまたま普段はいつも掃除なんてしないたんすの中を整理し始めました。


春「昔はよく父さんと3人で掃除してたよな〜。冬翔覚えてるか?」


冬「ああ、覚えてるよ。昔から物好きな男だと思ってたよ。」



春「はは、昔から父さんをそんなふうに思ってたのかおまえは。」


冬「父さんはなんで子供を捨てるような母親と結婚したんだろうな。」


昔から父さんは俺たちの母親について何も話してくれませんでした。その影響もあり俺たちは父さんは母親が嫌な人だから俺たちにはなにも話をしないんだと勝手に思いこんでました。


春「急だな笑まあたしかに小さいときはともかく、大きくなってから話してくれればいいのに。」

気になってはいましたがずっと冬翔も俺もこのことについては父さんに何も触れませんでした。


冬「おい、春翔これ見ろよ。」


春「え、なになに?これは小さい時の写真と、ん?ビデオテープ?」
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