幼なじみ社長は私を姫と呼んで溺愛しています
「どこに行こうか、姫」
「央太は何したい?」
「んーとねえ」
手をつなぐ時、真ん中は央太じゃなくて私。
こういうのにももう慣れてしまって、近所のママ友たちには
『ママにこんなにやさしいなんて羨ましいわぁ』
『央太くん、王子様みたい』
なんて言われる。
…実は名前を付けるとき、『王子』と『殿』の画数をホントに調べたとは言えない。
いつの間にか私もズレてきている自覚がある。
だけど、私たちはとても幸せな家族だ。
これからもきっと、ずっと。
「央太は何したい?」
「んーとねえ」
手をつなぐ時、真ん中は央太じゃなくて私。
こういうのにももう慣れてしまって、近所のママ友たちには
『ママにこんなにやさしいなんて羨ましいわぁ』
『央太くん、王子様みたい』
なんて言われる。
…実は名前を付けるとき、『王子』と『殿』の画数をホントに調べたとは言えない。
いつの間にか私もズレてきている自覚がある。
だけど、私たちはとても幸せな家族だ。
これからもきっと、ずっと。