幼なじみ社長は私を姫と呼んで溺愛しています
「明日は休みなんだ。
悪いんだが、俺の実家に付き合ってくれるか?」

「うん。おじさんたちにご挨拶しなきゃって思ってたの。
ゴールデンウィークに一人で行こうかと思ったんだけど、やっぱり千紘と一緒のほうがいいのかなって」

「まあ父さんたちには上海で電話を受けた時点で、姫と結婚するって言ってあったから挨拶は別になくてもいいんだが」

「は?そんな早い段階で?」

「見合いから略奪するんだから当然だろう?」

…そういうもの?私にはよくわからない。


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