スパダリ御曹司のお相手が、私でいいのでしょうか?~一晩だけのはずが溺愛が終わりません~
「それはセフレだから……」
「セフレ?軽々しく女性を抱くような男だと思われていたのか、私は」
「お見合いのことだって……。あの時、何も言ってくれなかった!」
「君自身に断ってもらわないと安西会長が納得しないだろう?私がどんな気持ちでいたか……君にわかるか?」
「ごめんなさい……」
ギロっと睨まれた、光莉は平謝りするしかなかった。
「嫌と言われないのは好かれているからだと、自惚れてもいいのか?」
もう声にならなかった。光莉は泣きじゃくりながら、うんうんと頷いた。
「好きだ、光莉」
瀧澤は服を脱ぐのと同じように心の鎧も剥ぎ取っていった。最後に残ったのは瀧澤を好きだというこの想いひとつだけ。
「日に焼けた肌はセクシーで魅力的だ。カモシカのようにしなやかな身体は美しい。なにより……恥じらいながら私に身体を開く君が愛おしい」
「やだ、もう……!」
褒め方がエグい!
息を吸うように次々と褒められ、瀧澤の顔がまともに見られなくなる。でも、大事なことはちゃんと目を見て伝えたい。
「好きです……。久志さん……」
愛し愛されることのなんたるかを教えられた光莉の意識はゆっくりと微睡の中に沈んでいった。