スパダリ御曹司のお相手が、私でいいのでしょうか?~一晩だけのはずが溺愛が終わりません~
見合いが終わり帰宅しようとすると、瀧澤が送ってくれるというので素直に甘えることにした。
しかし、車は光莉のアパートとは逆方向に走っていった。
「あの……。どこに向かってるんですか?」
「私のマンションだ」
「どうして?」
「今すぐ君を抱きたい」
抱きたいと言われ、体温が急上昇する。そっけない態度はわざとなの?少しは期待してもいいの?
車を降りると即座に身体を抱え上げられ、光莉は瀧澤の首に掴まった。
部屋に入った拍子にパンプスが片方脱げてしまい、玄関にはシンデレラのように靴が置き去りにされる。ソファに寝かされ、スプリングが軋んだ。
嫉妬の炎が入り混じった荒々しい口づけに、えも言われぬ快感が押し寄せる。
「ま、待ってください!」
「どうして?」
待てと言われた瀧澤は不快感を隠そうともしなかった。
目の前に極上の獲物がいるというのに食べない狼がいるか?と言わんばかりの性急さだった。
でも、このまま流されて抱かれてしまったら、同じことの繰り返しだ。
「私、瀧澤専務に相応しくないです。だから、もう……」
「君はどうしてそう自己評価が低いんだ?相応しくないと誰が決めた?私は最初から仕事人として君のことを認めている。もちろん、一人の女性としても。何度も教えたのに、ちっとも伝わってなかったんだな」
何度も熱いものを刻まれた身体は甘い手ほどきを期待し疼いていた。