紳士な俺様社長と離婚前提の契約婚!?
穂乃香の身体をベッドに組み敷いて大事そうに包み込むようにして、逞しい腕に閉じ込めている奏の背中に、いつしか穂乃香はぎゅっと縋るようにしがみついていた。
すると穂乃香に応えるようにして、キスの合間に嬉しそうに相好を崩した奏がぎゅぎゅっと穂乃香を胸に強く抱き寄せてくれる。
それだけで穂乃香の胸はキュンとし歓喜に満ちてゆく。
奏への想いを自覚した途端に、こうも変わってしまうのかと自分でも呆れてしまうほどだ。
穂乃香が自身の変わりように呆れている合間にも、奏の大きな手のひらがあやすように優しく背中を撫でながら上下に往き来する。
その手がやがて穂乃香の脇腹をゆっくり辿って胸元へと這わされていた。
奏は愛おしい穂乃香の身体に愛を刻み込むかのように優しい愛撫を施しつつ、穂乃香の口腔を余すことなく蹂躙し飽きることなく貪り続ける。
まだこれからだというのに、奏との甘やかなキスにすべてを蕩かされた穂乃香は、奏の熱い想いと滾るような熱に浮かされて今にも溺れてしまいそうだ。