フェチらぶ〜再会した紳士な俺様社長にビジ婚を強いられたはずが、世界一幸せな愛され妻になりました〜
朝から高熱で倒れた奏の看病に徹していた穂乃香には、自身の身なりに気を遣う余裕などなく、仕事着であるシフォンブラウスに黒いタイトスカートという出で立ちのままだ。
どうやらそのせいで余計に奏の劣情を煽ってしまったらしい。
「穂乃香が仕事モードで武装したままのせいか。家だというのに……何だかいけないことをしているようで、興奮するな」
穂乃香が身体を慄かせている隙に自嘲じみた呟きを零した奏は、穂乃香の身に着けているシフォンブラウスと黒いタイトスカートとを慣れた手つきで素早く取り払っていく。
次いでストッキングを脱がしにかかった奏は、穂乃香のスラリとした美脚の滑らかな白い肌を優しく撫で上げながら、うっとりとした恍惚の表情を浮かべている。
普段よりも数割増しの色香を纏った奏の麗しい相貌に見蕩れている間に、ストッキングを丁寧にスルスルと足から抜き取った奏によって、足の甲にそうっと触れるだけの甘やかなキスを降らされた。
それは足の甲だけに留まらず、親指から小指まで一本残らずマーキングでもするかのように優しく口づけてゆく。
入浴もまだだというのに、まさか足に口づけられるとは思わなかったので、穂乃香は驚きを隠せない。
何より嗅覚が優れている奏に匂いも嗅がれているのだと思うと、いたたまれない心境だ。