フェチらぶ〜再会した紳士な俺様社長にビジ婚を強いられたはずが、世界一幸せな愛され妻になりました〜
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えもいわれぬ甘やかな快感に翻弄され羞恥も理性をも手放し、善がり狂う穂乃香の姿は、あたかも本能を剥き出しにした雌そのものだ。
普段のかっちりとしたスーツに身を包んで武装した、生真面目を絵に描いたような穂乃香からは想像もつかない。
その艶めかしい痴態を奏に曝け出している。
そんな穂乃香の痴態を目の当たりにしてしまった奏の衝撃は、それはそれは凄まじいものだった。
あの夜は、酷く酔っていた穂乃香の心情を思うと、弱ったところにつけいって、奏を元婚約者と思い込んでいる穂乃香を抱くなんて気持ちにはなれなかった。
というのは建前だ。本当は彼女の身体に触れた瞬間、相性の良さに気づいて。
ーーそれを確かめてみたい。
などという邪な感情が湧いたが、彼女との信頼関係を築くため、強い精神力で抑え込んだ。
奏は煩悩と戦いつつも、悲しみに打ちひしがれた穂乃香の気持ちを宥めるために、優しい愛撫を施すことに徹した。
その甲斐あって、早々に愛撫に蕩けてしまった穂乃香は、軽く達しただけで意識を手放してくれた。
ずいぶん酔っていたようだし、アルコールと泣き疲れたせいでもあったのだろう。
そんな彼女とは裏腹に、好みの匂いを纏う彼女が醸し出す蜜の何とも芳醇な甘やかな香りに、鼻腔と雄の本能とを擽られ、奏は発情した雄と化していた。