フェチらぶ〜再会した紳士な俺様社長にビジ婚を強いられたはずが、世界一幸せな愛され妻になりました〜
それだけで身体にはゾクゾクとした感覚が駆け巡り。それらが微弱な電流にも似た甘やかな痺れと共に脳髄まで達して、穂乃香の思考までをも甘く蕩けさせる。
続けて舌先で口蓋を優しくあやすようにすりすりと撫で上げられてしまえば、穂乃香の身体からはくたりと力が抜け、奏の支えなしでは今にも膝から崩れ落ちてしまいそうだ。
奏はふにゃふにゃになった穂乃香の身体を大きな鏡へと貼り付けるようにして囲い込み、大きな手のひらで豊かな胸の膨らみをふにふにとまさぐりはじめた。
――穂乃香は俺だけのものだ。もう何があっても離しはしない。
そんな熱い想いが籠められているかのように感じてしまう。
このまま穂乃香のすべてを貪り尽くそうとするかのような、荒々しくも情熱的な奏のキスと性急な愛撫とに、穂乃香は抗うことができない。
こんなにも熱烈に求めてくれるのなら、応えたいと思ってしまう。
奏の言動に何かしらの裏があったとしても、それでも構わない。
――奏のためになるのなら、この身のすべてを捧げてもいい。
どうやら奏への恋心は、もう誤魔化しきれないほどに穂乃香の中で大きく膨れ上がってしまっているらしい。
その想いは自身では制御できないのだということも穂乃香は思い知らされたのだった。