フェチらぶ〜再会した紳士な俺様社長にビジ婚を強いられたはずが、世界一幸せな愛され妻になりました〜
とんでもない羞恥に見舞われ、穂乃香はどうにかなってしまいそうだ。
それなのに、この後、穂乃香はさらなる窮地に追い込まれる羽目になる。
全身を真っ赤に染め上げ、ふるふると身体を慄かせる穂乃香の痴態を目の当たりにした奏の姿が、正面の鏡に映し出されてしまったのだ。
刹那、奏の視線とかち合ってしまう。
羞恥に堪えかねどこかに逃げようにも、ここは浴室だ。叶うわけがない。
なにより、奏に背後からしっかりとホールドされてしまっているのだ。抜け出せるはずもない。
穂乃香は、その場で全身を竦ませることしかできないでいる。
そんな穂乃香の様子を見遣ると、相好を崩した奏が鏡越しではなく、背後から穂乃香の顔を覗き込んでくる。
もちろん、甘やかな声音での攻め立ても忘れない。
「今夜の穂乃香は、本当に可愛くて堪らないな。感度もいつにも増して敏感になっているようだし。なにより、表情が扇情的でどうにも煽られて仕方がない。お強請りするようにヒクついているココに舌を捩じ込んで、愛蜜が尽きるまで舐め啜ってしまいたいぐらいだよ」
だがそれは、穂乃香の羞恥を煽るのが目的ではなく、奏の本音だったようだ。
そうとも知らず、穂乃香は羞恥を煽られなおも全身を紅潮させて、身を竦ませることしかできない。
穂乃香は羞恥に塗れながらも、言葉攻めに満足した奏が早く行為に集中してくれることを願っていた。
奏は言い切る直前、自身の欲望を叶えるかのように、泥濘んだ場所へと一気に指を根元まで沈めこんだ。
「ーーひッ、やぁん……!」
たちまち穂乃香の身体は強烈な愉悦に貫かれ、軽く達してしまう。
全身をガクガクさせた穂乃香はバランスを崩し、そのままその場に崩れ落ちてしまいそうになる。
それをすんでのところで防いだ奏に、あっという間に身体を抱き上げられ、驚き目を剥くことしかできない穂乃香には抗う術などない。