フェチらぶ〜再会した紳士な俺様社長にビジ婚を強いられたはずが、世界一幸せな愛され妻になりました〜

 そんな想いと、奏にこれ以上無用な心配をかけたくない、という気持ちとが穂乃香の口から無意識に飛び出していた。

「ちょっとびっくりしただけで、何も問題ありません。むしろ嬉しかったくらいです。もっと我をなくした奏さんがみたいの。だからやめないで、お願い」

 無意識下で、想いのままに言葉を紡ぎ出したせいか、いつもの敬語口調が崩れている自覚などない。

 どうやら穂乃香は、奏にお強請りする時にだけ限定で、敬語を崩してしまうらしい。

 そのことにまるで気づいていない穂乃香は、普段の生真面目な穂乃香からは想像もつかない、可愛すぎるお強請りの威力が、奏にとってどれほどのものであるかなど知る由もない。

 そんな穂乃香からの〝無自覚なお強請り攻撃〟をまともに食らってしまった奏は、胸どころか魂ごと射抜かれて、骨抜き状態である。

 それは無理もないだろう。

 なにせ、奏の胸から顔を上げた穂乃香に、潤みきった黒目がちの瞳で上目遣いに見つめられて、可愛いお強請りまでされてしまったのだから。

 穂乃香の声を耳にするやいなや、奏の胸は早鐘を打ち、穂乃香のナカを埋め尽くしている昂りまでもがドクンッと大きく拍動し、今にも暴れ出しそうなくらいに猛ってしまっている。
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