フェチらぶ〜再会した紳士な俺様社長にビジ婚を強いられたはずが、世界一幸せな愛され妻になりました〜
「旦那様……か、なんとも良い響きだな」
奏のレアな照れ顔に穂乃香の胸はまたもやキュンと甘い音色を奏でた。そこに再び、奏から俺様仕様の意地の悪いバリトンボイスが追い打ちをかけてくる。
「だが俺にどこに触れて欲しいのか言葉にしてくれないと、望みを叶えてやることができない。穂乃香、旦那様である俺にどこに触れて欲しいんだ? ん?」
――うっ……。で、ですよね、そうなりますよね。
穂乃香は今度こそ覚悟を決めて息を吸い込み思い切って口を開いた。
「旦那様である奏さんに、胸と足の間に触れて欲しいんですっ!」
勢い任せに放った声は色気の欠片もないものだったが、奏は満足そうに形の良い唇を器用に片方だけ上げて笑みを零す。
「〝足の間〟というのは、どこのことだ? そう言って問い詰めたいところだが、これ以上苛めて離婚なんてことになったら大変だからな。譲歩して、可愛い新妻の望みをこれからたっぷりと叶えてあげるよ。先ずは昨夜のお名残を掻き出しておかないとなぁ」
嬉々とした声音で宣言するやいなや、羞恥に駆られている穂乃香の身体をゴロンと横に転がせると、見る間に、四つん這いの体勢にさせられてしまう。