フェチらぶ〜再会した紳士な俺様社長にビジ婚を強いられたはずが、世界一幸せな愛され妻になりました〜

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『自分が決めていたこととはいえ、穂乃香ひとりを残して行きたくないな。ずっとこうして四六時中くっついて穂乃香を独占していたいよ』
『そ、それは嬉しいですけど、これ以上は無理です。私の身がもちませんから』

『そんなこと言って、さっきから俺のことを咥え込んで離そうとしないのは穂乃香だろう』
『こ、これは生理現象ですからーーあっ、やん、ああぁ』

 会場に向かう間、穂乃香は奏と過ごした甘く濃厚な時間を思い返していた。

 蜜月とはよく言ったものだ。

 本物の夫婦となってから奏が渡米するまでの数日間、僅かにも離れているのが嫌で、ずっと繋がり合っていたと言っても過言ではない。

 今もこうして自身の腹部に触れているだけで、奏の熱を思い出して下腹部の奥がキュンと切なく疼いてしまう。

 渡米する日にかけてもらった、奏の甘やかな美声までもが蘇ってくる。

『十日も穂乃香に会えないと思うだけで、どうにかなってしまいそうだ。けど、俺が帰ってくる頃に、もしかしたら穂乃香のここに新しい命が宿っているかもしれないと思うと、嬉しくてどうしようもないな。穂乃香のためにも、この子のためにも、頑張ってくるよ』

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