フェチらぶ〜再会した紳士な俺様社長にビジ婚を強いられたはずが、世界一幸せな愛され妻になりました〜
しなやかな筋肉に覆われ、色香を纏ったその様は艶めかしく、あたかも芸術品のような肉体美だった。
それらと一緒に必死になって変態社長を追いやることで抵抗を見せる穂乃香に、「すまない」と謝罪してきた変態社長はあっさりと解放してくれた。
なんとか変態社長の魔の手から脱することができたものの、安堵する間もなく。
「どうも俺は君の香りに、相当参ってしまっているようだ。これからは気をつけるようにする。だからまずは話を聞いてほしい。これからのことをゆっくり話したいんだ。ああ、心配しなくても、今後、重要な業務についてもらう君には、まず入社手続きに必要な書類の提出を済ませてもらう。その後は、俺との大事な打ち合わせだけになっているから、安心してほしい」
変態社長からかけられた爪の先程も安心できそうにない不可解な言葉の数々に、穂乃香の頭の中は、あたかも嵐が吹き荒れているかのような大混乱を極めていた。