フェチらぶ〜再会した紳士な俺様社長にビジ婚を強いられたはずが、世界一幸せな愛され妻になりました〜
こちらへ来てからというもの、些細なことに幸せを見出し噛みしめている穂乃香の表情がほわんと柔らかく綻び、キラキラと眩いばかりに艶めいているのだが、穂乃香にその自覚などあるはずもない。
ましてや、そんな穂乃香がふとした瞬間に見せる、愛らしく艶めかしい仕草に奏が魅了され釘付けになっているからこそ、煽られてしまった奏が欲情してしまうなどとは、夢にも思ってはいない。
この数分後、目覚めたばかりの奏の雄の本能までをも無自覚に覚醒してしまった穂乃香は、奏に朝食代わりにペロリと食されてしまい、遅めのブランチを食す羽目になったのだった。
遅めのブランチを堪能してからは、腹ごなしもかねて屋外のプールでゆっくりまったりとすごすこととなり、奏に伴われて向かった先は、人っ子一人いないプールサイド。どうやら貸し切りになっているらしい。
おそらく柳本が気を回してくれたのだろう。
――そこまでしなくても良かったのに。
とは思いながらも、奏が選んでくれた水着が純白のビキニだったために、人知れず安堵していたのは内緒だ。