フェチらぶ〜再会した紳士な俺様社長にビジ婚を強いられたはずが、世界一幸せな愛され妻になりました〜
その姿になおも劣情を煽られてしまった奏が端正な相貌を歪ませ、何かを堪えるように歯噛みし苦しげな声音を余裕なく震わせる。
「っ……く、はぁ……ぁ、穂乃香、出すぞ」
その様を目の当たりにした穂乃香もまた、切羽詰まった奏の様子に感化され、絶頂感を覚える。
「あっ、か、なっ……た、さ、……わた、し……も、もっ、だめぇ……あっ、あ、や、ああぁぁ……!」
互いの身をガクガクと打ち震わせながらしっかりと抱き合い、互いの唇を重ね、幾度も角度を変えては飽きることなく貪り合った。
互いの呼吸がようやく落ち着いた頃。奏の胸に頬を擦り寄せ微睡みのような幸福感と甘やかな余韻とに酔いしれながら奏の香りを堪能していると、穂乃香をふわりと包み込んだままの奏が甘い台詞を紡いだ。
「俺は穂乃香が側にいてくれるだけで幸せだ。他には何もいらない。月並みだが、世界で一番、愛してる」
「……私も。私も奏さんを……世界で一番、愛しています」
奏からの熱い愛の言葉を耳にした穂乃香は感極まってしまい、込み上げそうになる涙を堪えつつそう言って返すのがやっとだった。