フェチらぶ〜再会した紳士な俺様社長にビジ婚を強いられたはずが、世界一幸せな愛され妻になりました〜
見た目は仕事上がりのせいか、地味目のかっちりとしたスーツ姿ではあったが、否だからこそ素材の良さが引き立って見えるのだろう。
女性らしい丸みを帯びたメリハリのあるスタイルが際立っているせいで、気を抜けばあらぬ妄想を思い浮かべてしまいそうになる。
容姿にしたって小動物を思わせる愛らしい小顔にパッチリとした、黒目がちの潤んだ瞳は憂いを孕んでいた。
酔っているせいか、ほんのりと上気した薄桃色の頬はキメ細やかで柔らかそうだし、控えめな唇なんて、今すぐ塞いでしまいたくなるほど艶めいて見える。
よく理想の相手に出会った瞬間ビビビッときたというが、あれはどうやら本当だったらしい。
照明を抑えた薄暗い空間にあたかもスポットライトでも浴びているかのように、彼女だけが眩いばかりに輝いて見えた。
まさか自分がそんな不可思議な体験をするとは思えなかったが、経験した以上は、それが運命かどうかをなんとしてでも確かめたい、そう思うのは当然だろう。