フェチらぶ〜再会した紳士な俺様社長にビジ婚を強いられたはずが、世界一幸せな愛され妻になりました〜
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あれから時間が経過し現在夕方の六時。柳本の指示で穂乃香は奏の看病をしているところだ。
あの後、ちょうど迎えに赴いた柳本が姿を現した。
おかげで奏を寝室のベッドで休ませることができたし、予定されていたスケジュールの調整やかかりつけ医への往診の手配など早々に済ませることもできた。
往診の結果、奏はこれまでの疲労が祟り熱を出してしまったようだ。
今は点滴で三十九度まであった熱もずいぶん下がり容態も落ち着いている。
医者の話では、安静にしていれば三日もすれば回復するだろうとのことだ。
医者が帰った後、大事にならずに済んで良かったと穂乃香が安堵する側から柳本にくどくどと長ったらしいお小言を容赦なく浴びせられることとなった。
「身体の丈夫な奏様が過労ごときで倒れるなんて、こんなこと初めてです」から始まり。
「だいたい穂乃香さんは、奏様に多大なご恩がおありになるのに、冷たすぎるんですよ。あれでは奏様の心が安らぐ暇などありません。これはきっと、これまでの穂乃香さんから受けた冷たすぎる仕打ちによる心労故に違いありません」
これまでの鬱憤を晴らすかのようにここぞとばかりに柳本は穂乃香を厳しい口調で責め立てると最後に念を押してくる。