私の彼は御主人様
『西園、お前』


『え? 』


『いや。なんでもない、早く帰れよ』


そう言って先生は教室から出ていった。


(変なの)


『わぁっ、こんな時間っ!』

眉間にシワを寄せ機嫌が悪そうなノワールが目に浮かぶ。


鞄を掴むとあたしはダッシュで保健室に向かった。




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