星空の下で
「“話してくれておおきにな。”
って…切なそうに笑ってた。
それで、頭を撫でてくれたのよ。
でも話せたから今の私がいる。
だから航星にも話せているし。」
「…そうだな。
でも、華恋は頑張りすぎ。
もう少し力抜いてやっていいんだよ。
今まで頑張ってきたんだから、
少しくらい自分に休み与えないと。」
「航星、ありがとう。
嬉しいよ。」
「あと、俺の前で全然
弱音吐いたっていいし、
泣いても良いから。
全部受け止める。」
「ありがとう。
でもそれは航星も一緒よ。
私にもっと甘えていいんだから。」
「…はい、ごもっともです。」
2人で笑った。
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