星空の下で
協力
夏休みも終わりに近付いた、ある日。
千洋は退院早々うちに遊びに来た。
「よう、上がれよ。」
「ええよ、ここで。すぐ済むし。」
「何?」
「梶山のメルアド知らへん?」
「解るよ。でも、何で?」
「落とす、言うて、
お前に宣言したはええけど、
やっぱしきっかけが掴めんとなぁ。」
「解ったよ。待ってて。」
俺は携帯を出すと
葵のアドレスを千洋に教えた。
千洋はそれを携帯に入れる。
「おおきに。」
千洋は相変わらずの笑顔を見せた。
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