チカ先輩のお気に入り。




少し無言になったチカ先輩は私を離すと、腕を引いてソファに連れていかれて。

……あれ?
チカ先輩は私をソファに優しく押し倒した。

見えたチカ先輩の表情は、瞳に熱を込めていて。
いつにも増して、表情が読めず色気がダダ漏れ。

それに心臓が激しく動き出す。


「ち、チカ先輩……っ?」

「…油断してたらメチャクチャにしちゃうよ」

「……っへ」


上から見下ろすチカ先輩の表情は真顔だけどどこか余裕そうで。
私の顔は、今真っ赤だろう。


「…っ、ひぁ」


チカ先輩の顔が近づいてきたと思うと、耳に寄せられる。
さっきのように吐息がかかり、変な声が口から漏れた。

……っ、なにこれ。
初めてで知らない感覚に襲われて、ギュッとチカ先輩の袖を掴む。


「……っふ、ぇ」

「……本当に可愛すぎるね」

「や、め……っ、耳元で離さないで……っ」

「……耳弱いんだね、いいこと知ったなあ」



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