チカ先輩のお気に入り。
あっという間に次の日になって。
今日もいつもより早い電車で一人で学校まで来た。
「うん」
「昨日大丈夫だった?走ってるのが見えて……」
「……大丈夫、ではないかも」
ははっと笑って二人を見る。
二人は複雑そうな顔をしていて。
自然とため息が出て、学校の時間が退屈で。
まるで世界に、色がなくなったみたい。
そのあともボーッと過ごして、朝のSHRが終わった。
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昼休み、私は一人で自販機に来ていて。
……早く、戻ろう。
お金を入れてボタンを押して出てきた飲み物を取り出す。
そのまま教室に戻ろうと後ろを振り向くと。
「やっほー雪桜ちゃん」
「……夏目先輩」
「…今いいかな?」
そこには、夏目先輩が私に向かって歩いてきていた。
そのまま少し近いところに場所を変えて、夏目先輩の言葉を待つ。