チカ先輩のお気に入り。
「うーわ、この顔完全に浮かれてんね」
「雪桜は幸せそうで可愛いだろ」
「うん可愛い可愛い。でもリア充ムカつくからどっかの角で足の小指ぶつけてくんないかな」
「お前がぶつけろ」
私の顔を見て、伊緒くんと花菜ちゃんがまた言い合いをしていて。
その光景をまやちゃんはまた始まったよ……っていう顔をしながら見ている。
そのまま話しながらご飯も食べ終わって。
お弁当箱を片付けていると。
「…っあれ、ちょ、雪桜……!」
「うわ…!なに、びっくりした……」
急に大きな声を出したまやちゃんにびっくりしてしまう。
まやちゃんは教室のドアの方を見ていて。
私もそこに視線を移すと。
「…っえ、」
「うわーお、まじ?これ俺まずくね……?」
「…伊緒絶対睨まれるね」
チカ先輩が、私のクラスのところに来ていて。
近くにいる女の子たちは目をハートにさせている。
そんな中、表情も変えずに私のクラスを覗き込んでいて。
パチッと目が合うと、少しだけ表情を綻ばせた。
すると、すぐに私の横に視線を移すと、ニコッと真っ黒な笑みを見せて。