チカ先輩のお気に入り。
思ってもみなかった回答に、全身の体温が上がる。
そう言って私の腕を掴んで歩き始めたチカ先輩に、ついていくことしかできなくて。
な、な、なにそれ……っ!!
顔真っ赤になっている私なんて気にせずに歩き進める。
なんとなくどこに行こうとしているのかは分かるから、私もそれに着いて歩いた。
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しばらく歩いて、いつもの空き教室につく。
ドアを開けて中に入ると、チカ先輩は私の腕を引いて迷いなくソファに座って。
私も隣に座ると、チカ先輩は私の肩に頭を預けてきた。
「あ、あの……?」
「あー……癒される」
「……っ」
「会いたかった……しばらくこのままでいて」
私の肩で、そう呟いたチカ先輩に反射的に頷く。
あまりの近さにバクバクと心臓が大きく鳴りだして。
チカ先輩に聞こえちゃわないか、少し心配になる。