結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
まさかの発言に驚いてしまったら、彼からじろっと睨まれた。
とはいえ、見えていないので視線が完全にズレているが。
「友達と眼鏡なんか選びに行ったりしないの」
今度も写真を撮り、携帯を彼に見せる。
シルバーのハーフリム眼鏡は一見冷たそうだが、下半分にフレームがないせいか表情を柔らかく見せていた。
これはこれでありだな。
「そうなの?」
「そうなの。
だから今日は、純華が一緒で嬉しい」
目尻を下げ、彼が笑う。
その顔に心臓がとくんと甘く鼓動した。
「……それ、反則」
「え、今の眼鏡、似合ってなかったのか?
けっこう俺は、気に入ってたんだけどな」
矢崎くんは残念そうだが、そういうわけではない。
しかし、この気持ちを正直に説明するのは私が耐えられない。
「あー、うん。
まーねー」
結局、適当に言って誤魔化した。
面白半分に文豪調丸眼鏡とか、昭和風極太黒縁眼鏡とかまでかけさせ、最終的にシルバーのスクエア眼鏡に決めた。
というか、ほとんどの眼鏡をかけこなす矢崎くんってなんなの?
イケメンも極めるとここまで来るのか。
「……眼鏡ってできるまでにけっこうかかるんだね」
店を出て駅に向かいながらため息が出る。
とはいえ、見えていないので視線が完全にズレているが。
「友達と眼鏡なんか選びに行ったりしないの」
今度も写真を撮り、携帯を彼に見せる。
シルバーのハーフリム眼鏡は一見冷たそうだが、下半分にフレームがないせいか表情を柔らかく見せていた。
これはこれでありだな。
「そうなの?」
「そうなの。
だから今日は、純華が一緒で嬉しい」
目尻を下げ、彼が笑う。
その顔に心臓がとくんと甘く鼓動した。
「……それ、反則」
「え、今の眼鏡、似合ってなかったのか?
けっこう俺は、気に入ってたんだけどな」
矢崎くんは残念そうだが、そういうわけではない。
しかし、この気持ちを正直に説明するのは私が耐えられない。
「あー、うん。
まーねー」
結局、適当に言って誤魔化した。
面白半分に文豪調丸眼鏡とか、昭和風極太黒縁眼鏡とかまでかけさせ、最終的にシルバーのスクエア眼鏡に決めた。
というか、ほとんどの眼鏡をかけこなす矢崎くんってなんなの?
イケメンも極めるとここまで来るのか。
「……眼鏡ってできるまでにけっこうかかるんだね」
店を出て駅に向かいながらため息が出る。