結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
彼はソファーに乱雑に腰を下ろし、呆れるように短くため息をついた。
「えっ、あっ、いや……」
図星すぎてなにも返せない。
「アイツ今日、こっち来てたみたいだもんな。
仕事の用とかあるわけないし、目的はナンパか純華だろ」
「ええっと……」
正俊は紘希と同じく、子会社で一般社員として働いているが、威張り散らすだけでまともに仕事をしていない。
上司も社長である父親が怖くて注意できないらしい。
そんな調子なので、子会社よりもいい女がいるからとか迷惑な理由でしょっちゅう就業時間中にうちに来ては、女性を口説いていた。
「最近、どうにか俺に嫌がらせできないか画策しているみたいだし、そうなると純華に会いに来たに決まってる」
「うっ」
紘希には全部、わかっちゃうんだ。
というか、それだけ正俊が小物ってことなんだけれど。
「純華」
彼が自分の隣を軽く、とんとんと叩く。
強い瞳で命じられ、渋々そこに座った。
「なにを言われた?」
真っ直ぐに彼が私を見つめる。
絶対に俺が守る、レンズの向こうの瞳はそう語っていて、胸がじんと熱くなった。
「べ、別に?
紘希を裏切って俺の女になれとか、なんの捻りもなくて笑っちゃうよね」
それでもまだ、嘘を吐く。
「えっ、あっ、いや……」
図星すぎてなにも返せない。
「アイツ今日、こっち来てたみたいだもんな。
仕事の用とかあるわけないし、目的はナンパか純華だろ」
「ええっと……」
正俊は紘希と同じく、子会社で一般社員として働いているが、威張り散らすだけでまともに仕事をしていない。
上司も社長である父親が怖くて注意できないらしい。
そんな調子なので、子会社よりもいい女がいるからとか迷惑な理由でしょっちゅう就業時間中にうちに来ては、女性を口説いていた。
「最近、どうにか俺に嫌がらせできないか画策しているみたいだし、そうなると純華に会いに来たに決まってる」
「うっ」
紘希には全部、わかっちゃうんだ。
というか、それだけ正俊が小物ってことなんだけれど。
「純華」
彼が自分の隣を軽く、とんとんと叩く。
強い瞳で命じられ、渋々そこに座った。
「なにを言われた?」
真っ直ぐに彼が私を見つめる。
絶対に俺が守る、レンズの向こうの瞳はそう語っていて、胸がじんと熱くなった。
「べ、別に?
紘希を裏切って俺の女になれとか、なんの捻りもなくて笑っちゃうよね」
それでもまだ、嘘を吐く。