結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
また涙が出てきそうになって、慌てて鼻を啜った。
せっかくメイクを直してもらったのに、また崩すわけにはいかない。
「ありがとう、紘希。
本当になにからなにまで」
精一杯の感謝の気持ちで彼に頭を下げた。
アイツの口から謝罪さえあればいいと思っていた。
それは叶わなかったが、代わりにアイツの身内が謝ってくれた。
さらに、父の名誉回復まで。
こんなに嬉しいことはない。
「純華が謝る必要はない。
これは俺たちの責務だ」
「それでも。
ありがとう」
紘希には感謝してもしきれない。
こんなにしてくれる紘希に、私は一生かかって彼を幸せにし、この感謝を返していきたい。
「よせよ、照れくさい」
彼がぽりぽりと頬を掻く。
「それに本当の真実はお父さんがあかすのを望まれなかったからな。
アイツのせいとはいえ、俺たちはふたりの人間に一生消えない責めを負わせてしまった。
本当に申し訳ないと思っている」
紘希の顔は深い後悔で染まっていた。
彼は身内ではあるが、アイツではない。
それにあの当時は高校生で、なにかができたはずがない。
なのに彼はこうやって、自分たちの罪として背負ってくれている。
本当に大きな人で、個人としてはもちろん、これが経営者としての資質なんだと思う。
せっかくメイクを直してもらったのに、また崩すわけにはいかない。
「ありがとう、紘希。
本当になにからなにまで」
精一杯の感謝の気持ちで彼に頭を下げた。
アイツの口から謝罪さえあればいいと思っていた。
それは叶わなかったが、代わりにアイツの身内が謝ってくれた。
さらに、父の名誉回復まで。
こんなに嬉しいことはない。
「純華が謝る必要はない。
これは俺たちの責務だ」
「それでも。
ありがとう」
紘希には感謝してもしきれない。
こんなにしてくれる紘希に、私は一生かかって彼を幸せにし、この感謝を返していきたい。
「よせよ、照れくさい」
彼がぽりぽりと頬を掻く。
「それに本当の真実はお父さんがあかすのを望まれなかったからな。
アイツのせいとはいえ、俺たちはふたりの人間に一生消えない責めを負わせてしまった。
本当に申し訳ないと思っている」
紘希の顔は深い後悔で染まっていた。
彼は身内ではあるが、アイツではない。
それにあの当時は高校生で、なにかができたはずがない。
なのに彼はこうやって、自分たちの罪として背負ってくれている。
本当に大きな人で、個人としてはもちろん、これが経営者としての資質なんだと思う。